アニメの感想・思い出を語らう部屋

好きなアニメ作品の感想、考察、思い出を書いていくブログです。他にもゲーム・特撮・漫画・映画やドラマのことも書いていこうと思います。

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エマさんメイン回、これといった不安はなく普通に見ていた。

そして最後の最後で全く予想していない展開になった。

度肝を抜かれてエンディングを迎える羽目になるとは思わなかった。

エンディングのララを見るととても心苦しくなった。

自分が浮気したわけでもないのに何故こういう気持ちになるのか。

ララの中の人もツイッターで戸惑いを露にしていた。

そりゃそうだ。ララが死んでから2話目であの展開はないだろう。

自重してほしいものだ。脚本家が女性とは思えない。

あのような流れが必要だったのか?と今でも思う。

冒頭でレオンとアルフォンソは、ガルムにヘルマンとメンドーサのことを問いただしていた。

アルフォンソが番犬所にいるのは何気に新鮮だな。

ガルムは質問に答えなかった。囲碁を一人でやるなら棋譜並べでもしてろよ・・・

ザルバが言うには、ガルムは昔から自分の語りたいことしかしゃべらないという。

なんて自分勝手な奴だ・・・

ブラック企業の社長でもう少し良心があるだろう。

ガルムはエマがもうすぐ死ぬと語り、レオンとアルフォンソの注意がそちらに向くように誘導する。

メンドーサのことを話したくないがゆえの、あからさまな誘導だった。

2人は全く納得できないまま、エマを救うために行動せざるを得なかった。

アルフォンソは城を離れられないため、レオンがエマの救出に向かうことに。

エマが探していたホラーというのは、かつての夫ルシアーノ・グスマンだった。

なんと魔戒法師のホラーである。

これは前例がないな。

鳥型ホラーでかなりの強敵だ。

レオンの介入によって取り逃がしてしまうが、ザルバが目印をつけたことで追跡が容易になった。

頼りになる相棒だな。

レオンの協力を拒むエマであったが、ザルバの力がなければ追跡が不可能ということもあり取引をする。

ホラーを追う理由が知りたいという予想外の要求によって、ザルバの情報と引き換えに自分の過去を話す羽目になった。

ザルバがよくしゃべるようになったのは喜ばしい。

エマの夫、ルシアーノは腕利きの魔戒法師だった。

彼はホラーとなった人間を救えないことに心を痛めていた。

ホラーを討伐したとき、必ずしも感謝ばかりされるわけではない。

逆に恨まれる場合もある。

ホラーとなった人にも、大切な家族がいる場合がある。

ルシアーノは倒したホラーの妻だった女性に逆恨みされたことがあった。

一度ホラーになってしまったら二度と元には戻れない。

それどころか憑依された人間は地獄の苦しみを味わう羽目になるのだ。

救う方法は一つ、一思いに殺すことだけだ。

その事実を知って納得する人もいれば、そうでない人もいる。

大切な人がいないなら生きていても仕方がない。

それほどまでに思いつめる人もいる。

やがてルシアーノは、「ホラーになった人間を救いたい、せめてホラーになる前に救いたい」と苦悩するようになった。

ホラーに憑依された人間が地獄の苦しみを味わうという設定がこの作品にあるかは明言されていない。

しかも今回はルシアーノがホラーの返り血を浴びているシーンがある。

特撮版の設定が100%生きているとは言いがたい。

グスマン夫婦は高慢な3人の魔戒騎士のサポートをしていた。

この3人、守りし者としての自覚があるのかどうか疑わしくなるほどに高慢な騎士達で、実力があるとも言えない。

称号を持たない無名の騎士がよくもここまで増長したものだ。

己が剣を信じて戦うのみ、そこに守りし者としての信念があるならば人を救いたいと苦悩するルシアーノに多少は理解を示したはずだ。

こいつらを見て、ベルナルドの回想に出てきた兵士達を思い出した。

欲望のままに戦う人間と人を救いたいという想いを切って捨てる高慢な騎士、どちらも同じように醜いと感じた。

これではエマが騎士嫌いになるのも無理はない。

法師を蔑ろにする騎士が描かれるのは、この作品が初めてだな。

夫を失った女性はホラーとなって再びルシアーノの前に現れた。

あの時の女性だとわからなければ、まだ救いはあったかもしれない。

自分達は本当に人を守っているのか?

そんなふうに悩んでしまうほどルシアーノは追い詰められていた。

騎士や法師が人間を守っているのかという問いの答えは当然YESである。

ホラーとなった者を放置すれば際限なく人を食らっていくだろう。

騎士や法師がホラーを討伐するから、平和が保たれている。

このような悩みを抱えて追い詰められるということは、それだけ報われない人々を見てきたということだろうか。

自分達の行いには意義があるのだと、そう思えることが少なければ徐々に磨耗していくのかもしれない。

人を救いたい。その想いはある種の強迫観念となってルシアーノを追い詰め、とうとうホラーにしてしまった。

ホラーになった法師の妻であるという理由で、騎士達はエマを結界に閉じ込めた。

いつホラーに寝返っても不思議ではない。法師を見下すにしても度が過ぎている。

これが称号を持たない騎士達の現状とは思いたくない。

3人の高慢な騎士達は大口を叩いておきながら、あっさり返り討ちにあった。

魔戒法師のホラーは闇に堕ちた騎士同様、強敵だったのだ。

ルシアーノの苦しみにつけこんだホラーを決して許さない。

騎士は信用できない。自分の手で決着をつける。

早い話が復讐だ。

エマはレオン同様、復讐を目的に旅をしていたのだ。

レオンとの違いは、特定の人物を恨んでいるわけではないことと守りし者としての務めを忘れていないことだ。

エマは人間をむやみに傷つけないし、ホラーの討伐にも力を注いでいた。

レオン達のサポートをすることもある。

私的な目的を挟んでいるにしても、未熟な人間ではない。

エマの決意を知ったレオンは戦いには手を出さないが町に被害が出るなら、介入すると告げる。

空を舞う鳥型ホラーは非常に厄介だ。飛べる騎士はほとんどいない。

エマは鳥型のグライダーを大量に用意して、ルシアーノに対抗する。

凄まじい大空中戦の末、紙一重の差でエマはルシアーノを倒した。

そのままエマも死にかねない状況だったが、レオンが助けた。ナイスだレオン。

戦いのあと、ボロボロに傷ついたエマは自棄酒をして、やや自暴自棄ぎみな様子を見せた。

終わったのだと、そう実感するエマを気遣うレオン。

復讐の対象を失った虚無感と苦しみはレオンにも痛いほど理解できたはずだ。

エマはそんなレオンに何を思ったのか、口付けをする。

レオンも流されるようにエマを押し倒したところでエンディングに。

これは度肝を抜かれた。

レオンお前、ララが死んだばかりじゃないか・・・

大切な者を失ったもの同士、傷の舐めあいをしているようにしか見えない。

エマがこんなことをした理由は人肌が恋しくなったからだろうか。

レオンを一人前の男と認めたようにも見える。まるでメーテルだ。

流されるレオンも大概だな。こういうところは親父に似ているのかも・・・

現代の感覚だと、かなり最低な感じがするが、時代は中世ヨーロッパをモチーフにしている。

男女間のモラルは現代にくらべてかなり緩いはずだ。

考えてみればエマはレオンがまだ未経験なのを知って驚いていた。

17歳で経験がある奴は今の時代だと、少なくなくても当たり前ではないだろう。

レオンの時代は、女遊びをしないほうが珍しいということか。

次回の冒頭で2人が裸でベットに寝てるシーンが流れないことを祈る。

レオンの復帰はもう少し先だと思っていた。

終盤に差し掛かっての復活とまでは思っていなかったが、すぐに再起するとは予想外だった。

復活は非常に喜ばしい。

レオンが鎧を召喚した瞬間、あの独特なデザインのガロが見られるとはあまり思わなかった。

炎の記憶を克服したなら、不完全体ではないかもしれないと思ったから。

さぁどっちだ!と心の中で思った。

そして登場を焦らした瞬間に確信した。

これは完全体になっているなと。

作画がいつもと違い少々戸惑ったが、復活回だから気合いを入れていたのか。

今回はまさに神回だった。

さて、最初から振り返ってみる。

ララを失い悲しみに暮れるレオンに、アルフォンソはここも安全ではないと剣を置いていった。

陰我とは無縁そうな平和な村も、絶対に安全な場所とは言えなくなった。

移動範囲が極めて広いホラーに目を付けられたらどうしようもないからだ。

「守れなくてごめん・・・ララ」

この台詞は非常に印象的だった。

魔戒騎士の台詞としてはありえない部類に入るからだ。

未熟な黄金騎士の例としては道外流牙がホラーを追っていたジャーナリストを死なせてしまったことがある。

この時流牙は自分の責任だと激しく悔やんでいたが、今回は重みがまるで違う。

大切な人を守ることができなかったのだ。

アルフォンソはレオンに守りたいものができたと知り、守りし者として戦う意義を得たと思っていたようだ。

少し違和感を覚えた。

レオンは騎士に復帰する意思は見せていないからだ。

アルフォンソもガロの鎧を返還する意思は見せていない。

平和な村に留まるということは、もう戦わないと言っているようなものだ。

アルフォンソはレオンが再び復讐心に駆られるのではないかと危惧していた。

視聴者も同様の不安を感じただろう。無論、俺もである。

母の復讐という私的な目的に捕らわれていたレオンは、それが愚かだったことを学んだ。

過ちを認め、懺悔し、心の整理をつけて新たな人生を生きようとした矢先にこんなことになるとは・・・

今度は目の前で大切な人を失った。

力がなければ何も守れない。

ホラーに襲われたとき、無力な人々はただ殺されるしかない。

非情な現実である。

ララの亡骸を抱えるレオンの体には炎の刻印が浮かび上がっていた。

この状況下で、憎しみに捕らわれないでいるというのは無理な話だ。

翌日アルフォンソはヘルマンにレオンのことを相談しようと、ヒメナさんの宿を訪ねた。

だがヘルマンは不在だった。黙って姿を消したのだとか。

メンドーサと協力しろという不可解な指令を受けたヘルマンは、ヒメナさんの元を離れようとしていた。

今生の別れを予感したヒメナさんは、思わずヘルマンを引き止めてしまう。

ヘルマンは感情を抑えられなくなったのか、涙を流すヒメナさんに口付けを交わす。

息子が大変なことになってんのに、この親父は・・・と思わずにはいられなかった。

事情を知らないのだから仕方ないかもしれないが、それにしてもこのシーンは来週に回してもよかったんじゃないか?

レオンが大切な女性を失った直後に、父親のヘルマンが前々から気になっていた女性と関係を深めるという描写は批判されそうだな。

俺的にはアンナとの思い出をもう少し掘り下げてほしいところだ。

昔の女の思い出は邪魔かもしれないが、息子もいることだし、いい思い出のシーンでも流して尊い存在に描写してほしかった。

最後の登場がメンドーサの幻覚というのはちょっと・・・

なんかアンナが不憫なのだ。

もう登場しないのかな・・・

レオンはララの墓を作ろうとしていたが、そんなレオンに不気味な影が迫っていた。

それは炎の刻印から出た、レオンの内に潜む心の闇だった。

憎悪と復讐の囁きに苦悩するレオン。

まるで刻印が陰我となってホラーを呼び寄せたかのようだった。

そして再び村を訪れたアルフォンソの前に現れたレオンは、もう一度黄金の鎧が欲しいと頼んできた。

その表情は負の感情に捕らわれたように見えないこともない。

黄金の鎧を渡せというレオンに、その理由を尋ねるアルフォンソ。

レオンは力が欲しいと言った。

その言葉を聞いてアルフォンソは再び復讐に生きるつもりかと声を荒げるが、レオンが求めていたのは誰かを守るための力だった。

ララ一家と共に過ごして畑の用水路を直した日に、ララは来年は麦がたくさんとれると期待していた。

だが、来年どころか明日にさえ彼女の手は届かなかった。

レオンが守れなかったからだ。

家は無残に壊され、畑も荒らされ、種籾も使い物にならないだろう。

残った土地は他の誰かの手に渡り、ララの家族は弔われることさえないかもしれない。

この悲劇からレオンは、たった一人の命でも明日に繋ぐことができる力を求めるようになった。

もう一度守りし者として、魔戒騎士の道を歩く覚悟を決めたのだ。

魔戒騎士は単に人を守っているわけではない。

一人の未来は大勢の人間の未来と繋がっている。

たった一人の人間の命を守ることが、大勢の人々の未来を守ることに繋がるのだ。

それが魔戒騎士の使命というわけだ。

初代主人公・冴島鋼牙がある騎士から教わった、魔戒騎士がホラーと戦う理由がこれなのだ。

黄金騎士の心構えとしてはこれ以上のものはない。

レオンの決意を感じとったアルフォンソは、彼と剣を交える。

魔戒騎士の最高位たる黄金の鎧を玩具のように貸し借りするわけにはいかない。

黄金騎士の資格があるなら鎧は動くだろう、だが少しでも復讐の炎が燻っているならば・・・

その時は俺を切れと言い放つレオンにアルフォンソも覚悟を決める。

2人の一騎打ちが始まった。

勝負はレオンが優勢だった。

当然といえば当然だ。ブランクがあるとはいえ、レオンとアルフォンソとでは騎士としての修行期間がまるで違うのである。

修行期間が短く、騎士としての経験も浅いはずのアルフォンソがレオンと互角以上に戦えるのがそもそも少しおかしいのだ。

戦いの中でアルフォンソはレオンが復讐心に捕らわれていないことを悟る。

以前戦ったときとはまるで違うと感じるアルフォンソだが、お前がレオンと戦ったのはレオンが心滅獣身になったときじゃないか。

剣を直に交えるのは初めてだろ。

あの時の戦いと比べるのはどうなんだ?

戦いの決着は描かれなかった。

代わりにレオンが心の闇を打ち消したときのシーンが流れた。

レオンはララへの想いで炎の記憶を克服したのだ。

ララが見れなかった春の光を守ると心に誓ったレオンは、再び黄金の鎧を手にする。

一方、へルマンはヒメナさんと裸でベットに寝ていた。

息子が試練を受けているときだというのに、この親父は・・・と思ってしまう。

レオンに腹違いの兄弟ができるフラグが立ったのだろうか。

ヘルマンはこの後地獄を見る可能性がある。つかの間の幸福というやつだ。

結局ヒメナさんの元を離れるヘルマン。

まぁ重要な任務があるのだから当然だが。

あとへルマンもちゃんと魔導輪を持っていた。

名はジルバ、女性型の魔導輪だ。

ゼロが契約しているシルバと名が似ている。

魔導輪の名まで似せてきたか。

ジルバは本当に必要なとき以外全く喋らないらしい。

話すのは何年ぶりだとか。

その間ホラーの探知はどうしていたのか。

魔導ベルがあれば事足りたということかな。

レオンは再び黄金騎士となり、早速復帰戦を迎えることに。

相手はなんと使徒ホラー、ブランク明けにはきつい相手だ。

使徒ホラーとは、強大な力を持ったホラーたちの総称で特撮版では7体と数が決まっていた。

あっさり倒される奴もいれば、極めて厄介な難敵も存在し、その強さはピンキリである。

今回登場するマンドゥーラ はそれほど強敵ではなかったようだ。

ここはお気に入りのシーンだ。

レオンが白い魔法衣を纏い、ザルバを指に収めている。

ザルバがレオンに声をかけるのは新月の日以来だ。

アルフォンソは久々に戦うレオンを気遣い、率先してマンドゥーラに挑んだ。

久々のガイア召喚はかっこよかったな。

レオンはすぐに鎧を召喚しなかった。

鎧に易々と頼らないのはヒーロー性を感じさせる。

そして襲われていた子供を救うために鎧を召喚、その姿は完全体と言っていいものだった。

特撮版のガロと寸分も変わらぬデザインだが、生物のように咆哮を上げるのは同じだった。

レオンらしいと感じた。

疾風の如く駆け抜け、マンドゥーラを串刺しにするガロ。

動きが封じられた隙にガイアが一刀両断する。

とどめは譲ってやれよ・・・

襲われていたのは幼い姉弟で、姉にはララの面影がある。

以前子供を助けたときは人狼と勘違いされ、怯えさせてしまった。

今回は笑顔で礼を言ってくれた。

少女の笑顔にララの面影を見たレオンは、ガロの鎧を纏ったまま人知れず涙を流す。

守れなかった笑顔。

それはもう二度と戻らない。

本当に守りたかったものが頭に浮かんで涙したのだろうか。

今後誰よりも強く生きなければならない男が、人知れず見せたほんの僅かな弱さだったのかもしれない。

レオンとアルフォンソは戦いの帰り道でヘルマンと再会、ヘルマンがメンドーサに協力することになったと知る。

メンドーサの存命だけでも驚きなのに、ヘルマンが協力するなど信じがたい事実だった。

番犬所の命令だからというだけでなく、メンドーサに協力することは守りしものとしては是が非でもやる価値があるという。

困惑するレオンとアルフォンソ。

今回はここまでだ。

ヘルマンはレオンの復帰を喜んでいたが、ララの事は一切知らない。

それが少し寂しかった。

完全体となったレオンガロは最も特撮版に近いデザインをしている。

アルフォンソガロの顔が少し長めになっているのに対し、レオンガロは特撮版に近い表情をしている。

ガロの紋章が入ったバックルもしっかりあるし、マントもついている。

特撮版ではマントがなんか好きになれなかったが、アニメではかっこよく感じる。

レオンガロとアルフォンソガロの違いを例えるとマリオとルイージのようだ。

ちょっとアレな例えかもしれないが、こういったらわかりやすいと思う。

初めてレオンガロを見たとき、細身で幼い印象を受けたのだが、それは体のサイズの問題だと思っていた。

装着する人間の体格が違えば、装着後の姿も違うのは当然である。

だが、鎧の中は特殊な空間になっているので大きな鎧に小さな体が入る分には姿は変わらないはずなのだ。

度が過ぎるほど大柄であれば、鎧にも影響はある。

ラファエロがガイアを纏ったときがいい例だ。

レオンガロが当初、あの独特な姿をしていたのは炎の刻印とレオン自身が未熟だったせいだと考えるべきか。

鎧に使用されている特殊金属・ソウルメタルは持ち主の心の持ち様で重量と形状が変化する。

形状が変化する際は大抵強化されている。

弱体化する例としては、流牙のガロがその昔に黄金の力を使い果たしたことで光を失い、暗黒騎士のような姿になったというものがある。

レオンの場合は炎の刻印が原因でガロが常に暴走の危険を抱え、ザルバをリミッターにして制御しても元の姿には戻らなかった。

制御しているというより、余剰エネルギーの放出先を造っただけと言った方が正確か。

レオン自体が成長したわけではないので、姿が戻らなかったと考えるべきか。

エンディングのララとのツーショットはなんだったんだと今でも思う。

だが、今回は少し気づいたことがある。

ヘルマンの絵の後に、男の手が女の手を引き上げるシーンがある。

これはレオンとララの手なのだろうか?

ヘルマンとヒメナさんと思えなくもないが、それは考えにくい。

ララの復活を意味している描写というのは都合のいい想像だろうか。

ラジオではララを演じる逢葉まどかさんが、ララが死んだことに戸惑いを見せていた。

私ヒロインですよ?という反応は当然である。

アルフォンソ役の野村勝人さんは消える人は消えてしまうからこそ面白いとフォローを入れていた。

野村さんも内心戸惑っていたのではないだろうか。

次回はエマさんメインだ。

なんと彼女は人妻だったらしい。

エマが追っていたホラーは夫の成れの果てのようだ。

彼女も暗い影を背負っていたということか。


次回予告を見ていやな予感がするという視聴者が結構いたようだが、俺はそれほど感じていなかった。

それだけにショックだった。

視聴した後はなかなか眠れず、眠りにつけたのは朝の4時過ぎだった。

現在ネットではED詐欺だという声が相次いでいる。

無理もない話だ。

重要キャラとして紹介されたヒロインが登場して5話目で死亡するなど誰が予想したか。

EDでは騎士として復帰したレオンとのツーショットが描かれているのだ。

誰もがララだけは生き延びるだろうと思っていたはず。

オープニングではララが消えるような描写があったため、伏線はあったと見るべきかもしれないが、それにしたって退場が早すぎる。

重要なキャラクターとして紹介し、視聴者が感情移入するような演出をして、早々と死亡させる。

斬新というか、いや普通に酷いと思う。

レオンの心のケアと騎士として再起させるための役割しかないのか?

ララはヒロインではなかったのか?

重要な役割を果たしてはいるが、これでは扱いが悪い。

今後はレオンの記憶の中でしか登場しないのだろうか。

今作の脚本を書いている小林靖子さんは、視聴者の予想の斜め上をいく鬱展開を放り込んでくるという評価が散見される。

作風としては「『強さ』『正しさ』は自分で獲得するもの」というポリシーがあるようだ。

レオンには両方とも欠けている。

以前は熱い正統派ヒーローを描いていたようだが、人間の弱さを描く方向にシフトしたらしい。

綿密な伏線をはり、終盤で重要キャラを退場させる展開も珍しくないようだ。

過去作を見ると、タイムレンジャーやシンケンジャーといった戦隊物の脚本も書いている。

タイムレンジャーではレッドが2人登場する。

タイムレッドのライバルとしてタイムファイヤーというキャラクターが登場するのだ。

だがこのライバルレッドは利用されていただけで、黒幕の身代わりとして終盤で死亡するのだ。

シンケンジャーでは、主人公レッドが本当のレッドの影武者だったという衝撃展開が描かれていた。

主役交代、これは今作でも見られた展開だ。

仮面ライダーに関しては、龍騎で主人公が最終回直前で死亡というまさかの展開。

ライバルが主人公みたいになって最終戦を戦い、最後はみんななかったことになった。

これには当時の俺もちょっとすっきりしなかった。

仮面ライダーオーズでは、相棒のアンクの本体が自我に目覚め敵となる展開が描かれた。

実は偽物だったというのは前にやっているから捻ったんだろうと、当時はそういう印象を受けた。

過去作の作風を見ると、主人公いじめによる重いシリアスな作風であることが多いようだ。

今作もその例に漏れなかったようである。

アニメとはいえ、これは牙狼という人気シリーズだ。

過去作とかけ離れた展開は避けてほしいものである。

歴代の黄金騎士は皆守りたい女性がいた。

そして必ず助けている。

今回は守れなかった。大切な存在だと自覚した途端に失うというのは実に皮肉である。

ララの家族を守れなかったため、騎士に復帰する決意をする。

これは視聴者が皆予想していたことである。

小林氏はそんなありきたりな脚本は書かないということか。

先週の次回予告から振り返ってみる。

必死に走るレオン、その雪は儚くというナレーション。確かに嫌な予感がする。

アバンタイトルではララとの出会いを振り返っている。

レオンは森でララと薪を拾っていたとき、あるものを見つける。

それは番犬所の入り口だった。

既に壊れて放置されており、ホラー避けの結界だけが生きている状態だった。

平和になった村には必要ないから放置され、錆びれてしまったのだ。

妖精が集まる場所で、怖い獣から守ってくれるという御伽噺が語り継がれていた。

その場所を自分と重ねるレオン。

物思いにふけるレオンの表情はララが今までに見たことがない顔で、彼女の不安を煽るものだったようだ。

家に帰ると、アルフォンソが村にやってきたという知らせが届いた。

久々の再会、アルフォンソはぎこちない会話をする。

レオンの口から最初に出たのは謝罪の言葉だった。

取り返しのつかない罪を犯し、自分には魔戒騎士の資格がないと懺悔するレオン。

罪を犯してようやく自分に何が欠けていたのかわかったようだ。

自分には守りたいものがない・・・

レオンを知るものなら誰もが感じていた事実を、今になってようやく自覚するに至った。

アルフォンソと初めて会ったとき、彼を世間知らずだと思っていたレオンだが、本当の世間知らずは自分だったと感じるようになっていた。

レオンには家がない。幼い頃から父と共に旅をしていたレオンは特定の地域に定住したことがない。

旅を通して俗世慣れすることはできても、一般的な家庭の温かさをまるで知らないのだ。

ララ一家との交流を通して、家庭の温かさを知ったレオンは自分にあったのは復讐心のみでそれ以外何も見ていなかったことに気づいた。

アルフォンソは自分とレオンの立場が逆だったら、どうなっていたかずっと考えていた。

母を利用されていたら、自分は騎士として使命を果たすことができていたのだろうか・・・

かつて無気力になったレオンに侮蔑の言葉を浴びせたアルフォンソだが、母を失って彼の苦しみを全く理解していなかったことに気づき罪悪感を感じていた。

結局我が身で悲劇を体験しないと、何も理解できない。

そんな悲しい結論のもと、2人は和解する。

レオンは騎士に復帰する意思は一切見せず、アルフォンソは黄金騎士としてレオンの分まで戦う決意をする。

和解は喜ばしいが、すっきりしない。

おまけにニュース速報の字幕が流れ、小学五年生の児童を殺害した犯人と見られる男の逮捕が知らされた。

いやなタイミングだ。

ララはレオンが自分達とは違う世界の住人だと実感し、別れの時がきたと覚悟していた。

レオンはララが大切な存在であり、守りたいものだと認めるようになっていた。

ずっと自分の家にいてくれると語るレオンにララは笑顔を見せる。

だが幸福なときは長く続かない。

平和な村にホラーの脅威が迫っていた。

番犬所の入り口が放棄されるほどに平和な村だが、今回のホラーは地中を移動するタイプで厄介な存在だった。

おそらく活動範囲が相当に広いホラーなのだろう。

地中を移動するという特性から捕捉が難しく、人知れず犠牲者を出し続ける悪質なホラーだ。

アルフォンソが村をやってきた理由がこれだった。

ザルバとはきっちり契約しているようだ。

口枷がはずれており、普通にしゃべっている。言葉遣いは時代を感じさせるが。

地味にショックなシーンだった。

レオンはザルバとほとんど言葉を交わしていないからだ。

ララの祖父は麦の種籾を保管をし、来年の収穫に望みを託していた。

農家にとって種籾は極めて重要なものである。

現代の米農家も種籾を使い物にならなくなったら、近所の農家に分けてもらったりしないといけない。

新たに注文しても間に合わないからだ。

この時代の農家からすれば、種籾の損失は深刻な死活問題だろう。

注文のしようがないだろうし、収穫がなければ生活できず、ましてや借金があるとなると一家で路頭をさまよい野垂れ死にする可能性も考えられる。

これが死亡フラグになるとは本当に残酷だ。

とうとうララの家にもホラーが襲撃してきた。

レオンは近くにあった斧で応戦、目を潰して気絶させた。

柔らかい目を狙ったとはいえ、斧で撃退されるとは・・・

おいレオン、その斧何でできているんだ?

レオンはララ達に妖精の丘に非難するよう呼びかける。

祖父は種籾を心配していたが、ホラーは麦なんて食わないぞ?

戦う術を持たないレオンは必死になってアルフォンソを呼びにいく。

この時レオンは平静さを失っていたと見るべきだろうか。

ホラーが種籾を食い荒らす可能性は低い。そうなってもアルフォンソに頼めば何かしらの保障はあったはず。

まずはララ達を確実に妖精の丘に非難させてからアルフォンソを呼びに行くべきだった。

ホラーは知性がなさそうに見えて狡猾なのか、家に火を放った。

偶然なのか、こうすれば家人が戻ってくると学習しているのか、判断はつかない。

家と種籾を失う恐怖から危険とわかっていても、ララ達は家に戻ってしまった。

この時レオンが同行し、ララ達を説得していれば全滅は避けられたかもしれない。

祖父の説得は不可能でも、ララや母と祖母を確実に非難させることができたはずだった。

全力で走り、アルフォンソと合流したレオンは彼に必死で助けを求める。

が、既に手遅れな事態に発展しており、アルフォンソが駆けつけた頃には、ララ一家はララを除いてホラーに捕食されてしまった。

怒りに燃えるアルフォンソはこれまでにない戦い方でホラーをぶちのめす。

レオンが装着していなくとも、感情次第で生物じみた状態になるようだ。

Gガンダムに登場するシャイニングガンダムのスーパーモードを思い出す戦い方だった。

今更だが、アルフォンソガロの腰にはガロの紋章がない。

代わりに胸に母の形見にペンダントに紋章がついている状態だ。

やはりこれも不完全体と見るべきなのかな?

レオンはララ達が家に戻ってしまったと知り、急いで戻るが既にララ以外は無残に殺されていた。

鎧を装着していたら確実に心滅獣身になっていたと思わせるほど、レオンの精神は危険な状態になる。

ララだけは食われずに生き延びていたが、家の倒壊に巻き込まれたララは既に致命傷を負っていた。

どうにか生き延びたと思っていたが、予想を裏切りララは死んでしまった。

その死に顔はとてもリアルだ。

半目になって瞳から光が消えるという、胸が締め付けられるような死に方をした。

あんな死に顔はヒロインには相応しくない。どうせ殺すなら安らかに死なせてやれよ。

本当に嫌な死に顔だった。この顔でヒロインを退場させる気か。

ララもララの祖父も、いつかレオンの別れがくると思っていた。

だが、遠くに行くのは自分達だった。こんな別れ方をするとは思っていなかっただろう。

レオンが災厄を運んできたわけではない。

たまたま悪質なホラーに目を付けられただけのことだった。

アルフォンソがもっと早く駆けつけていれば・・・と思うかもしれないがそれは結果論だろう。

特殊な移動方法を使うホラーの居場所を特定するのは困難だったはずだ。

ザルバときちんと契約した状態でのことだから、文句がつけられない。

魔導輪の探知能力はしっかり使用していたはずだ。

でも、レオンが騎士に復帰していればララ達を守れたのは事実だった。

ガロではなくとも、見習い騎士の鎧でもあれば、ララ達を救えたかもしれない。

この後流れたエンディングを見て、そのツーショットはなんだったんだよ・・・と思わずにはいられなかった。

これが視聴者騙しではないとすると、それはそれで嫌な予感がする。

メンドーサは健在のようだし、ララの遺体が利用されてしまうのでないかと心配になった。

そういう展開も充分予想できる。出番が短すぎるもの。

死者が蘇る例は過去の牙狼で前例が一つだけある。

第1作目で死亡退場した魔戒法師の邪美は、コダマに木っ端微塵されてしまったが、その身体は魔界樹に捕らわれていた。

鋼牙によって助け出され、現世に帰還したのだ。

以前やったネタは二度もやらないし、やるにしても少し捻るだろう。

アニメ作品ではあるが、特撮版の影響を全く受けないとは考えにくい。

これはシリーズ物だし、ジャンルが違うとはいえ異色過ぎるのは考え物だろう。

未熟とはいえ主人公いじめすぎという意見もあるだろうが、俺はここで大事なことに気がついた。

12話での暴走で、街を焼き払ってしまったレオンはその罪を自覚していても、償ってはいない。

守るべき人々を恐怖のどん底に陥れるなど、魔戒騎士としては絶対にあってはならない。

ましてや黄金騎士となると尚更である。

レオンは黄金騎士の名を汚してしまったのだ。

暴走を止める際、アルフォンソによって殺されていても仕方がなかった状況だったのだ。

これは禊が必要な状態だろう。

あれだけの過ちを犯し、何の償いもせずに人並みの幸福を得ようというのは都合のいい話だ。

だからってヒロインまで殺すことはないだろって思うだろうけど、レオンは自分の中の重大な問題を解決していない。

復讐心という名の激しい炎をまだ消していない。

自覚はしていても、克服はしていない。

復讐の対象を失ったことで、怒りや憎しみといった負の感情は行き場をなくした状態になっているはず。

ララを失ったことで再び剣を手にするレオンだが、内側に潜む憎悪と復讐の囁きに苦悩してしまう。

己の復讐心にどう向き合うか、それが最大の試練であり禊でもあるはず。

目の前で大切な人を失ったことで、再び復讐の炎が燃え上がってしまうのかもしれない。

だが、それを乗り越え制御することで本当の黄金騎士になれるのではないか。

炎の刻印が何なのか、何のためのものなのか、復讐心を乗り越えて初めてわかるのではないだろうか。

ララの今後だが、レオンの記憶の中にしか登場しないか、メンドーサに利用されるといった展開を予想している。

実は生きてましたというのは、ご都合主義もいいところだしありえないだろう。

エンディングのツーショットが嘘でないなら復活する可能性もあるのかもしれないが、その場合は普通の人間ではないだろう。

魔戒ノ花のマユリのように、ホラーを封印する能力を持った魔導具となってレオンのパートナーになるのかも。

いずれにせよ、今後出番がないとは思えない。

ここで完全に退場するなら、担当声優さんを特別編で紹介する理由が薄い。

ラジオのパーソナリティにゆるガロのキャラクターを務めたりと扱いは完全にヒロインだ。

ヒメナさんとは扱いが違う。

通常なら、この扱いで死亡退場は考えられないのだ。

何かあるだろうと誰もが思うはず、重い展開が待っているだろうが、何かしらの形で大団円に持っていかないとガロではなくなる気がする。

次回、ヘルマンはヒメナさんの元を離れるようだが、メンドーサに協力しろという言葉の意味がわかるのだろうか?

平和な話も今週で終わりなのか、ラストのガルムの台詞は衝撃だった。

できればメンドーサの顔はもう見たくない。

メンドーサが生き延びていると予想する視聴者はそれなりにいた模様。

死に方があっけなさすぎるし、あれで退場はありえないと思うのは無理もない話なのか。

復讐の対象をあっけなく失ってしまうというのも、かなり重いものがあった。

これはこれでアリだと思っていたが、やはり必要悪というか倒すべき敵が欠かせないということか。

オクタビアが今まで通りに振舞っていたことを、生存フラグと見なすべきだったのかな。

12話を見たとき、ガロに切り裂かれたブラッドムーンから何か出てきてないか凝視して確認したりした。

怪しいものは何も確認できなかったが、見たばかりのときはメンドーサの死を信じきれなかった。

その後レオンの姿を見て、メンドーサはこういう死に方が似合っていると感じるようになった。

あそこまで身勝手かつ傲慢な男は、己の罪を自覚することなどできない。

自分が招いた災厄に殺されるという、自業自得な死に方はそれなりに似合っていた。

メンドーサ一人を裁いたところで失ったものは何も戻ってこない。

だからこそ、メンドーサの討伐を何より最優先したレオンはガロの資格を失ったのだ。

それにしても、ヘルマンに協力しろとはどういうことか。

元老院や番犬所はメンドーサを許したのか?

そんなはずはない。

メンドーサの魔女狩りによって多くの騎士と法師が犠牲になった。

そのせいでヴァリアンテにはホラーが跋扈し、人手不足で犠牲は増える一方だった。

何か事情があるのだろう。

メンドーサのことだから、汚い策略で元老院を脅迫でもしたのではないか。

ヘルマンが心配だ。妻の仇と協力しあうなど、どんなに器の大きな人間でも怒りと苦痛を隠せないだろう。

レオンものんびりしている場合ではなさそうだ。

ララ一家に好かれるほどに農作業に没頭できるなら、心の傷はだいぶ癒えたはずだ。

CMで主題歌のCDジャケットを見たのだが、レオンとアルフォンソがツーショットになっている。

レオンが赤い魔戒剣を、アルフォンソが青い魔戒剣を持っていた。

ガロを取り戻すことは確定している。

注目はどのようにして、騎士に復帰するかだ。

親父のピンチに駆けつける形になるのか、親父が敵になってしまうのか。

いずれにせよ重い展開が待ち構えていそうだ。

ララの家族が皆殺しにされると予想する視聴者もいるようだ。

それは見たくない。

犠牲を出さずに騎士として復帰してほしい。

さて今回の話だが、ゲスト声優に有名どころをぶっこんできた。

関智一さんが今回のホラー役だ。

山口勝平さんとか井上喜久子さんとか、ゲストが結構豪華だな。

ヒメナ役の須藤祐実さんはハリーポッターでエマ・ワトソンの吹き替えをやっていたらしい。

有名なのかマイナーなのかわからない声優さんだな。

ヒメナさんはレギュラーキャラでエンディングにも出ている。

ただし後姿だけなので、最初は誰なのかわからなかった。

今回の話でヘルマンが彼女を大切に思っているのがわかる。

平然と女性に手を出すヘルマンだが、本当に大切な女性には簡単に手を出したりしない。

ましてや汚れを知らない純粋な女性であればなおさらだ。

ヘルマンは彼女を救うために戦うわけだが、ヒメナの伝染病を治療したのは医者ホラーであり、こいつでなければ治せなかった可能性が高い。

しかもヘルマンはこいつには苦戦を強いられた。

多少の傷くらいではすぐに回復してしまうのだ。

痛烈な一撃を見舞われ、重症を負ってしまうヘルマン。

そんなに強いホラーに見えないのだが・・・

暗黒騎士ゼクスと互角の勝負をしたヘルマンがやられるわけだから、それなりに強いのだろう。

だが、ヘルマンが敵の回復力に動揺して油断したようにも見える。

不覚をとってしまったわけだ。

そのままとどめを刺すこともできた医者ホラーだが、重症を負ったヘルマンを見て奇怪な行動を取った。

なんとヘルマンの傷を治療し、体を万全の状態にしたのだ。

医者の本能に逆らえず、傷を治療したくて仕方なくなったようだが、それにしてもこいつはアホなんじゃないだろうか。

これによって形勢逆転、ゾロの渾身の一撃で医者ホラーは討伐された。

さすがのヘルマンもプライドが傷ついたのか、勝利してもその表情は苦々しいものだった。

最初から全開で戦っていれば負けなかったのだろうが、微妙な勝負だった。

この医者ホラー、一日に一人しか食わないという。

犠牲より救われる命の方がはるかに多いと語るこのホラー、なかなかに曲者である。

絶狼のスピンオフでも似たような理屈を聞いたような・・・

ヘルマンはホラーに頼らずとも人は自分の力で困難を克服すると主張する。

所詮ホラーは本能の赴くままに人を食らう怪物にすぎない。

どんな理屈をごねようがそれは変わらない。

来週、レオンとアルフォンソが再会する。

お互いの気持ちをぶつけ合うようだが、和解できるのだろうか。

レオンは母の形見を奪われたことを恨んでいるのだろうか。

もし恨んでいたら、やはりガロの資格はない。

アルフォンソは母を失ったことでレオンの苦しみを理解し、罪悪感を感じるようになっていた。

謝罪でもするのだろうか。

苦しみを理解しても、街が焼き払われそうになったことは簡単には許さないはずだ。

この2人が和解して再び共闘関係になるのはわかっている。

黄金騎士と堅陣騎士、偉大な騎士の称号を持つこの2人が新たな魔戒騎士の歴史を築いていくのだろうか。


今週は一見バカっぽいけど、ちょっとだけ心が温まる話だった。

久々に鍛冶屋のフリオが登場する。

彼は腕利きの職人を集め、ある計画を実行していた。

その計画とは、伝説の光の騎士を自分達の手で生み出すことだった。

サンタ・バルドの街を襲った大火が災害ではなく、怪物の仕業だということは周知の事実だった。

彼らの見た怪物というのは、心滅獣身と化したレオンとブラッドムーンのことだろうが後者のみを指す言葉であってほしい。

ブラッドムーンを倒したアルフォンソガロの姿に街の人々は勇気付けられていた。

皆ガロを見て伝説の光の騎士だと思ったようだ。

フリオは光の騎士の助けになるように、自分達でもう一人の光の騎士を生み出そうと考えた。

中世ヨーロッパ時代の技術でガロを模したパワードスーツを作ろうというのだ。

不可能に近いことは認識しているフリオだが、それでも諦めずに腕利きの職人達を集めた。

とてもノリのいいおじさん、おばさんが集まった。

設計図に描かれたものは、一見単なるハリボテにしか見えない。

彼らのやっていることは、視聴者側から見ればかなり馬鹿馬鹿しい行いに見えてしまうかもしれない。

街に現れた怪物とそれを倒した光の騎士がどういう存在なのか、彼らは全く理解していないからだ。

役に立つような代物ができるとは到底思えない。

だが自分達の街は自分達で守ろうという心がけは立派だ。

たった一人で戦う光の騎士を助けようなどと考える善良な人々は貴重な存在である。

ガロの目撃情報が少なくデザインには四苦八苦したようだが、そもそもガロは頻繁に目撃されるような存在ではない。

メンドーサが健在の頃は異形の甲冑を纏った騎士は魔女の仲間と認識されていたはずなのだが。

職人達の目撃情報の中には、レオンガロの特徴を示したものもあった。

フリオはともかく他の職人達はどこでガロを見たのだろうか。

考えてみれば、ここ最近はアルフォンソガロが街に現れるホラーの残党狩りをしている。

街の人々が目撃していても無理はないのか・・・

しかしレオンガロの目撃情報が混ざっているのはどういうことか。

レオンが修行最中に目撃されていたか、スタッフの遊びか、そのどちらかだろう。

そしてある程度ガロに似た巨大なスーツができた。

中に人が入るのだから、ハリボテじみた外見になるのは仕方がないか。

しかし、装甲が重すぎて動けない有様だった。当然である。

おばちゃん職人がならば自分で動く人形にしたらどうかと提案、流石に作れる気がしないという声もあったが、フリオは何かひらめいたらしい。

フリオのアイデアはスーツにエンジンのようなものを搭載することだった。

文明レベルを見てエンジンが存在するとは思えないが、蒸気機関くらいは存在するのかもしれない。

西部劇では蒸気機関車が走っていたりもするし、というかそれくらいの文明レベルでなければガロを作ろうなどとは考えないか。

人力とは別に動力機関を設けることで、痩せたメガネおじさんでも動かせるようにしたのだ。

そして巨大な動力機関が製作され、それを取り付けてみたが結果は失敗だった。

ボディと動力機関を繋ぐパイプは金属製で腹回りについていた。

一番動く腹回りのパイプが金属製だと、動いたときに絞られて破裂してしまうという欠陥を改善するために用意されたのが肉でできたパイプだった。

パンチョという名の職人が用意した肉のパイプはどう見ても腸だった。

グロい・・・

これは深夜アニメだからこそできる表現だ。

微笑ましい内容の話なのにゴールデンで放送したら苦情がくるかもしれない。

この肉のパイプはどんな圧力にも耐えうるものらしい。

なんと腸を幾重にも重ねて作ったのだとか。

腸で作ったものと聞いて流石にひいてしまうフリオ達。

しかも腸の持ち主は息子同様に可愛がっていた食用豚のセバスチャンだという。

可哀想なことしやがる・・・

ちなみに豚の大腸の長さは4メートル以上あり、小腸は16メートルもあるらしい。

使用されたパイプは6本、長さは1メートル程度だろうか。

重ねられても3層から4層くらいだ。微妙な強度である。他に何かなかったのか・・・

そうして完成した人造光の騎士は街を歩いて人々に大々的な宣伝をした。

どう見ても体のバランスが悪い。

背中に巨大な圧力釜を載せているのに、あんな小さい足では体を支えきれないと思うのだが。

何かお困りのことがあったらご連絡くださいと、なんかなんでも相談屋のようだな。

やたらと目立つ真似をしたため、人造ガロの情報はアルフォンソとヘルマンの耳にも入った。

アルフォンソは何か事件に発展することを危惧していたが、ヘルマンはどこぞのちんどん屋程度にしか思っていなかった。

ヘルマンはある情報を手に入れ、職人達のもとにはある女性から魔物退治の依頼がきた。

夜な夜な家畜を殺し、畑を荒らし、さらには亭主まで殺されたという。

初仕事にやる気満々の職人達。はたして人造ガロの戦闘力はどれほどのものなのか。

一方レオンは風呂に入っていた。

木でできた簡易浴槽は浅い造りで、半身浴が精一杯の深さしかない。

そこにララが背中を流しにくる。

亡くなった父の背中をよく流していたのだとか。

レオンに気があるとしか思えない行動である。

よく知らない男の背中を流しにいく女性などいない。たとえ幼い子供であったとしてもだ。

ララは幼い少女ではあるが、子供扱いされるほど幼くはない。

レオンの裸体を見て赤面するララ。可愛いな。

ララはレオンの傷だらけの背中を見て何を思ったのだろうか。

レオンの体には無数の傷があった。

魔戒騎士らしい体だ。修行によるものか、ホラーとの戦いでついた傷なのか。

たぶん両方だと思うけど。

レオンはとてもよく働いたらしく、ララとその家族は皆レオンに感謝していた。

祖母は当初全く言葉を発しないレオンを心配していたが、今ではレオンのいない生活が想像できないようだ。

母はレオンがいずれララの夫になることを望んでいるようだった。

ララもレオンがずっと自分の家にいることを望んでいた。

すっかり惚れてしまったらしい。

だが祖父だけは、レオンがどういう人間なのか本質を見抜いているようだった。

たくさんのものを背負った瞳をしたものが、一つの場所に留まり続けるわけがない。

そう感じたララの祖父は、レオンとの別れを予期しているようだ。

フリオ達は魔物を退治するため、村で張り込みをしていた。

そうして現れた化け物は禍々しいオーラを出していたが、どう見てもただの熊だ。

熊と互角に戦う人造ガロだったが、腕の装甲が崩壊を始めた。

メガネおじさんは根性で熊を投げ飛ばす。何気に強い。

人造ガロには必殺技があった。

その名もガロウパンチ

所謂ロケットパンチだ。

どうやって造ったのかも突っ込みどころだが、技名を考えたのは誰だ・・・

しかし熊には全く効いていない。

熊の爪によってパイプが切り裂かれ、漏れた燃料に火がついて左半身が炎上してしまった。

レオンガロみたいな状態になったな。

追い詰められた人造ガロは自爆して熊を道連れにすることを決意。

熊に組み付いて、尻のパッチから脱出する作戦だ。

だが、服が引っかかって脱出が間に合わない。

メガネおじさんごと自爆したかに見えたが、ヘルマンがおじさんを救出していた。

巨大熊は見事退治された。

職人達は自ら出向いたアルフォンソ王子のお褒めの言葉に感動していた。

今回の話で描かれていたのは、魔戒騎士や法師達が守ろうとする人々は決して弱い存在ではないということだ。

実際、彼らの職人技はかなりのものだった。

熊はホラーに比べればたいした脅威ではないが、容易に退治できるものではない。

まぁ所詮アニメのご都合主義と言ってしまえばそれまでだが。

重要なのは結果ではなく、正しいことをしようとしたその心がけである。

フリオ達のような善良な人々には命を賭けて守る価値があるのだ。

メンドーサの語るような欲に塗れた醜い人間ばかりが世に蔓延っているわけではない。

キャストを見て少し驚いたのだが、人造ガロを操縦していたメガネおじさんの声優は桂正和氏だった。

桂先生は特撮ヒーローが大好きらしい。

魔戒ノ花にも出てたし、牙狼も好きなのだろうか。

来週はヘルマンとヒメナさんの話だ。

この2人の関係が深まることは、正直あまり望ましくない気がする。

ヘルマンは今でもアンナを大切に思っているからだ。

後継者がほしければ弟子をとればいいのではないか。

アンナとの思い出をもっと描いてほしいな。

12話のトラウマを払拭する必要があると思う。



HIT

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北海道で農家を営む30代男です。

アニメ作品の思い出をブログで綴っていきます。

感想、自分なりの考察も書いていくブログです。

読んでいただければ幸いです。

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