アニメの感想・思い出を語らう部屋

好きなアニメ作品の感想、考察、思い出を書いていくブログです。他にもゲーム・特撮・漫画・映画やドラマのことも書いていこうと思います。

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もう最終回か・・・って気分で視聴した。

この物語はそう長いものではないが、全12話では伏線を回収しきれていない。

京太郎の父親の話は深く掘り下げられなかった。

終わり方としては綺麗に完結したと思う。

ストーリーの都合上扱いが軽いヒロインもいたので、番外編のOVAがほしいところだ。

玉藻メインのエピソードがほしかったんです。

オーガスト作品のゲームは、物語の根幹に関わるシナリオが最後に開放される形式になっている。

この作品の場合、

つぐみ・玉藻・千莉・佳奈ルートノーマルエンドクリア→凪ルートクリア→つぐみ・玉藻・千莉・佳奈ルートトゥルーエンド開放

という形式になっている。

1周目は凪の思惑通りに誰かと恋人にならなければいけない。

この場合、羊飼いという存在に深く関わらずに選んだ女性の悩みに向き合うことになる。

当然羊飼いになることも、なろうと思うこともない。

この思惑をかわして凪と恋人になると、この物語の根幹に近づくことになる。

凪について詳しく知ったことで初めてヒロイン4人のトゥルールートが開放される。

このシナリオで京太郎は自分の父親の真実を知るわけだが、アニメでは描かれなかった。

原作の京太郎はミナフェス成功のために羊飼いになろうとして、選んだヒロインに止められるのだ。

今回は止められず、羊飼いになってしまう。

それでも有効な解決策は見つけられなかった。

クライマックスの盛り上げ方としてはなかなか良い。

いざ蓋を開けてみると、ミナフェスは大盛況だった。

それに比べて、生徒会の汐美学園の未来を考えるシンポジウムは全然客が来てない。

完全に勝負ありだった。

ミナフェスは弱小サークルが集まってイベントを行うものだ。汐美祭をみんなで楽しむからミナフェスと名づけられた。

シンポジウムというのは、「研究発表会」「討論会」をさす言葉でぶっちゃけ非常に堅苦しいイベントである。

生徒会と学園を良くするためにはどうすればよいか討論するより、みんなで学園祭を楽しもうとするイベントのほうが人気を集めるのは当然の成り行きだろう。

有名芸能人で客寄せしても、イベントの内容が充実していなければ意味がない。

前回、多岐川さんは自信満々だったから何か策があるのかと思っていたがそんなことはなかった。

一体何を根拠に最終的には私が正しいことが証明されると思っていたのだろう?

生徒会はシンポジウムにかなりの金額を使ったはずである。

それでこの結果なのだから大惨事なんじゃないか?

望月さん、止めるべきだったんじゃ・・・

ミナフェスは大成功する流れなのに何が問題なのかと思ったが、原因は多岐川さんだった。

なんと彼女はイベントの舞台裏で照明器具が落ちるように細工をしたのだ。

もはや許される行為ではない。

この照明器具の落下事故でつぐみが死ねば、ミナフェスは最悪な結果に終わることになる。

つまり多岐川さんの凶行を止める有効な手段が見つからなかったということだ。

羊飼いの存在を表沙汰にしてはいけないという制約があるため、京太郎は悩んでいたんだろう。

でもなんか京太郎が原因でつぐみが照明の真下に来たように見える。

京太郎が何もしなくても、つぐみは多岐川さんに気づいて照明の真下に来てしまったんだろうか。

運命には抗えないのか、照明はつぐみ目掛けて落下してしまう。

京太郎は羊飼いの能力で多岐川さんを照明ごとシンポジウムの会場へワープさせる。

多岐川さんはシンポジウムの会場に来たことに気づかず、本音をぶちまける。

彼女の理想は、汐美学園をよい未来に導くために能力の低い生徒を排除するというものだった。

能力の低い生徒に足を引っ張られたら学園全体が駄目になる。

だからそれを排除することの何がいけないのかと京太郎に怒りをぶつける多岐川さん。

京太郎に対する嫉妬心も入り混じった見苦しい感情だった。

望月さんはそんな多岐川さんを叱咤する。

俺は前々から多岐川さんに独善って知ってるか?と言いたかった。

望月さんががっつり言ってくれたのですっきりした。

正論を唱えるだけなら誰でもできる。

重要なのは、他者の共感を得ることなのだ。

多岐川さんはそれが全くわかっていなかった。

それをわからせるためにナナイさんは多岐川さんを焚きつけて、図書部と競わせたのだ。

自分の何がいけないのか理解させるためには、こういう方法が最も有効ということか。

多岐川さんのように、自分が正しいと思い込んでいる人は非常にタチが悪い。

こういうタイプの人間は他者の理解を得ようとせず、自分の考えを押し付ける。

そして邪魔者は卑怯な手を使ってでも排除しようとし、そのことに何の罪悪感も疑いも抱かない。

最もこれは二次元の話で、現実の人間にこんなタイプは多分そんなにいないと思う。

羊飼いの能力を大衆の前で使用したため、京太郎はナナイに羊飼いの資格を取り消される。

凪はみんなを幸福にしようと考える京太郎の助けになりたいと心から思っていた。

ナナイはそんな凪の想いを認め、正式な羊飼いとして認めた。

凪に欠けていたのは、純粋に誰かの助けになりたいという想いである。

幼少期の過酷な生活から人間嫌いだった凪は基本的に誰の幸福も願っていない。

羊飼いになろうとするのは、俗世から解放されたいという現実逃避が理由である。

そんな人間が他者の幸福のためだけに存在する羊飼いになれるわけがなかった。

京太郎や図書部との交流で純粋に人の幸福を願えるようになった凪は、人間的に成長できた。

それはとてもいいことだと思うのだが、凪にとって羊飼いになることがいいことなのかはわからなかった。

羊飼いになることは、自身の幸福を捨てることなのだ。

原作の凪は結局見習い羊飼いのままだった。京太郎も正式な羊飼いになるのは難しいと踏んでいた。

京太郎と恋仲にならない場合は見習いのまま、いつか幸福を掴める道を見つけるんだろうと思っていたのだが。

凪は正式な羊飼いになれることを涙を流して喜んでいた。

ホントにこれでいいのか?

ナナイさんのことだから、やっぱり本を封印したままで凪の成長を見守るつもりなのかも・・・

そうだったいいんだけどな・・・

つぐみはイベント会場で参加者に挨拶をする。

ミナフェス主催者なのだから当たり前だが、あがり症をまだ克服していない。

参加者の応援でリラックスしたつぐみは自分の想いを語る。

立派な挨拶だった。

つぐみは物語の始まりから終わりにかけて大きく成長した描写は少ない。

元からこういう強さと純粋さを持っていたのだ。

だからこそ、京太郎はつぐみに惹かれたのかもしれない。

2人は絆を深め合ったようだ。

京太郎の本は消滅していなかった。彼は今後普通の人間として生きることができる。

ナナイの不器用な親心だったようだ。

さよりちゃんも最後にちょこっと出た。

彼女は羊飼いのような存在に憧れているようだった。

そんなさよりちゃんの後ろにナナイさんが・・・

スカウトするつもりか?怖えーよ・・・

多岐川さんは今回の悪行をかなり反省したのか、全力で謝罪していた。

原作では図書部の面々はみんな揃って生徒会役員になる。

多岐川さんもそれに加わるが、アニメほどの愚行を働いていないのでたいして反省もしていない。

原作でもこれくらい反省すればいいのに・・・

凪は相変わらず京太郎の部屋でくつろいでいた。

汐美学園担当の羊飼いになったらしい。担当規模が大きいのか小さいのかわからない。

ナナイさんは形はどうであれ、京太郎の傍にいるのが凪の幸福だと考えたのかもしれない。

京太郎は誰とも恋仲になっていない。

つぐみとそうなる可能性が一番高いという感じで物語は幕を閉じた。

これはハーレムエンドなのか、ノーマルエンドなのか・・・

学園恋愛物としてはなかなか楽しめた。

個人的には14話くらいあってもよかったんじゃないかって気もするが、そうもいかないか・・・

誰かを幸福するという行為は難しいテーマだ。

他者の幸せを願うのは不自然なことではないが、みんなを幸福にするという願いは偽善と紙一重だからだ。

ドロドロした人間関係の軋轢を描くことが多い昨今のアニメ作品の中、この物語はいい清涼剤になっていると思う。

リアルな人間関係は確かに楽しめるが、気分を害されることも多い。

こういう萌えを重視した作品は決して悪いものではないのだ。

オーガストは既に新作を製作している。

したがって、この物語が過去のものになるまで時間はそんなにかからないかもしれない。

無難な作品と感じる方もいると思うが、俺はその無難さを逆手にとった良作だと思っている。

願わくば、図書部の皆がどんな将来を歩むのかをもっと知りたいと、俺は強く思う。



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Author:HIT
北海道で農家を営む30代男です。

アニメ作品の思い出をブログで綴っていきます。

感想、自分なりの考察も書いていくブログです。

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