アニメの感想・思い出を語らう部屋

好きなアニメ作品の感想、考察、思い出を書いていくブログです。他にもゲーム・特撮・漫画・映画やドラマのことも書いていこうと思います。

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
今や仮面ライダーは日本を代表するヒーローで知らない人間はほとんどいない。

ここまで認知度が高まったのは平成ライダーシリーズの功績といえるだろう。

仮面ライダーには昭和ライダーと平成ライダーがいる。昭和に作られたものと平成に作られたもので区別しているわけだ。

実際は平成初期に作られたのに昭和に区分された作品もあるが。

この二つを別の要素で区別するなら、仮面ライダー原作者の石ノ森章太郎氏が生み出したものかそうでないものかに分けられる。

改造人間かそうでないかが昭和ライダーと平成ライダーの大きな違いだ。改造人間という表現が今の社会には好ましくなく規制されたのだ。石ノ森先生がご存命だったらどう思ったのだろう?

昭和ライダーシリーズは次の作品が放送されるまでの間隔が長かったり、話数が短かったり、ビデオや映画のみの作品があったりする。

1987年に石ノ森先生が原点回帰をテーマに生み出したのが

「仮面ライダーBLACK」

である。

幼い頃に出会った最初の仮面ライダーで生まれてはじめて見たヒーロー番組だ。

当時3歳だったがそのときの記憶がわずかに残っている。

それは恐怖の記憶だ。3歳の子供にはこの番組は怖すぎたのである・・・

夜の街を一人で逃げまどう青年「南光太郎」、彼を追っているのはフードをかぶった奇怪な3人組で彼らは光太郎を自分たちの組織「暗黒結社ゴルゴム」に君臨する「世紀王ブラックサン」にしようとしていた。

必死に逃げる光太郎、追い詰められ、自分の体が既に人間ではないことを知らされる。

光太郎を痛めつけるゴルゴムの幹部「三神官」、そのとき光太郎の体が異形の怪人に変貌していく。

その異形の怪人こそ、彼らの生み出した「世紀王ブラックサン」であった。

すさまじいパワーで三神官を追い払うブラックサン、相棒のバトルホッパーに乗って走り去っていく。

ここまでが前半のストーリーだ。

とにかく光太郎が三神官に追い詰められる様が怖すぎて見ることができなかった。小さな子供には刺激が強すぎだ。

高校生になり自分でレンタルショップの会員になれるようになってから、ビデオでしっかり見るようになった。

ビデオの最終巻を一緒に見ていた2つ下の妹は「学芸会みたい」なんて感想が飛び出した。古い作品だし子供向け番組だから仕方ない。たしかにそういうシーンもある。

だが、第1話に関しては非常によく出来ていると今でも思う。それまでのライダーシリーズとは比較にならない素晴らしいものだった。原点回帰は見事成功し、主人公を変えずに次回作が作られることになった。

後半、自分と兄弟同然に育った秋月信彦をゴルゴムに売ったのが養父の秋月総一郎だと知った光太郎。自分たちを生き延びさせるための行動だったと知りつつも当然納得などできるわけもなく、そんな父さんの姿など見たくないと走り去ろうとする。

しかし光太郎を脱走させたことで裏切り者と判断された彼には刺客が既に送り込まれていた。

クモの姿をした異形の怪人たちの襲撃を受ける光太郎と総一郎。光太郎の奮闘虚しく、総一郎はクモ怪人に殺されてしまう・・・

父の死に泣きじゃくる光太郎に5体のクモ怪人が迫る。

怪人に向き合った光太郎の顔には既に悲しみの色はなく、強い決意と怒りに満ち溢れていた。

ここで彼は初めて自分の意思で変身し、「仮面ライダーBLACK」となったのだ。

圧倒的な戦闘力でクモ怪人を倒すBLACK、彼の孤独な戦いの始まりだった。

この第1話変身シーンは仮面ライダーの変身で一番かっこいい変身だと思っている。

今の平成ライダーがアイテムを使って変身するのに対し、昭和ライダー、特にBLACKは精神を集中させて変身する。

怒りの感情を溜め、それを一気に開放するイメージで変身しているのだ。

仮面ライダーの原点は改造人間にされた男の孤独な戦いを描くもので、この作品はそれを象徴していると思う。

平成ライダーにはない怪奇性がそこにあるのだ。平成ライダーにもちょっとほしいなぁと思うが多分ムリ・・・

光太郎はゴルゴムを壊滅させるが、失ったものが大きすぎた。彼は一人ぼっちになってしまったのだ。

ゴルゴムの改造人間の寿命はなんと5万年、孤独な時間をどれほどすごさねばならないのか。

ヒーローとは孤独な存在で決して華やかなものではなく、現実の社会にはいてはならないもの。

そんなメッセージがこの作品に隠されているような気がする。

だがそれでも、子供はヒーローに憧れる。強い存在になりたいと夢見る。

ヒーロー番組とは強さに憧れる子供の夢が形になった物なのかもしれない。


スポンサーサイト

HIT

Author:HIT
北海道で農家を営む30代男です。

アニメ作品の思い出をブログで綴っていきます。

感想、自分なりの考察も書いていくブログです。

読んでいただければ幸いです。

06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

[ジャンルランキング]
アニメ・コミック
5253位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
アニメ
2013位
アクセスランキングを見る>>

にほんブログ村 アニメブログへ
にほんブログ村

この人とブロともになる

QR

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。